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月例朝崎郁恵 満月の夜に奄美を唄う

070927-moon.jpgいつもは黄色く丸く光っている「月見ル君想フ」のステージ上の月ですが、この日はきれいなクレーターが見えるお月様が。
中秋の名月だったからでしょうか?
お客さんたちも、お月見をしながら開演を待っていました。

この日のゲストはSaigenji(サイゲンジ)さん。
CM曲も数多く手掛けるSaigenjiさん。今日は、ギターとケナーチョ(南米地方のたて笛「ケーナ」の大きいもの)で、演奏をしてくださいました。
070927-2.jpg1部はSaigenjiさんのステージです。
「リハーサルをやってる時に、当日は『イルカ』で始めて『海のそばに』で終わろうと感じたんですよね」というSaigenjiさん。オリジナル、新曲、アルゼンチン民謡まで、計7曲演奏されました。
いつもの朝崎の月例ライブとは違った雰囲気で、お客さんたちも興味深く聴き入っているようでした。


070927-1.jpgそして2部へ。拍手に迎えられて朝崎の登場です。
いつもお世話になっているライブハウス「月見ル君想フ」は、来月10月で3周年だそう。
ということで、この日は『祝い唄』から始まりました。朝崎から「月見ル君想フ」へのプレゼントです。
黒木千波留さんのピアノと井手宏則さんのチヂンも、やさしく響きます。

この日、朝崎はシマ唄について、奄美の歴史について、そしてシマ唄の歌詞の意味についてをみなさんにいつもより長くお話ししました。

常々「シマ唄を、もっともっと知ってもらわないと奄美のことが伝わらない。いい歌詞がたくさんあるから、若い人たちにたくさんお話して唄って聞かせたい」と話す朝崎にとって、この月例唄会はそれを実現する貴重な場所なのです。
070927-4.jpgお客さんが朝崎の話す奄美・シマ唄の歴史を聴いてくださる雰囲気は、昔話を聞いているような、独特の心地よさが漂っていました。

曲は『よいすら節』へと続きます。黒木さんのピアノが、緊張感を持った切ない響きを奏でます。そのあとは『いきゅんにゃ加那』、続いて三味線唄の『一切朝花』を、徳原大和、新原恭子の三味線にのせて唄いあげました。

ここで再びSaigenjiさんも参加。この日のフルメンバーで『千鳥浜』、そして『雨ぐれ』『おぼくり〜ええうみ』を演奏しました。

『雨ぐれ』の曲紹介では

「親が生んでくれたおかげで、わたしはこの世の中の明るさを見ることができました…という歌詞です。“うやがなし”という言葉は、親に対する最上級の敬いの言葉なんですね。今は悲しい事件をよく聞くけれど、こういう言葉を覚えておいてほしいと思っています」

と、親に対する敬いの心を忘れてはいけないという朝崎の言葉と唄に、みんながじっと耳を傾けていました。きっと、自分自身と重ね合わせていたのでしょうね。
ピアノとギターの音が、どこか懐かしさを感じさせていました。


そして最後は『豊年節』と『六調』。鳴り止まない拍手にアンコールで出てきたのは、2005年の愛知万博で、THE STRIPSさんと座頭市ライブのバックダンサーなどもつとめたタップダンサー・TAKAさん。
070927-5.jpg去年、朝崎がイベントで山中湖に行った際に、TAKAさんたちのタップダンスと、即興で八月唄を合わせたらとても気持ちよかった、というのが今回の共演のきっかけ。
奄美のシマ唄とタップダンスの共演なんて、もしかしたら世界初かもしれませんね。
また機会があれば、TAKAさんとのライブイベントなんかも新しくておもしろいかもしれません。


ライブ終演後、空には本物の満月が浮かんでいました。

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コメント (1)

朝崎さん、スタッフの皆さん、こんにちは!
当日は楽しいライブをありがとうございました!!

Saigenjiさんの歌も本当に素晴らしかったと思います。

最後のTAKAさんのタップダンスも面白かったですね。
共演者のジャンルを問わない朝崎さんの姿勢に本当に驚かされるのと同時に、尊敬いたします。

十代?の恭子さん、大和君の息も完全に一致してもう何年も組んで唄ってるようにも見えましたよっ!笑

十月の月例会ではマブリとの共演・・・と聞いております。
これはまたまた、熱~いライブになりますねっ!!
今から楽しみにしております。

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プロフィール

○朝崎郁恵(あさざきいくえ)
1935年、奄美大島加計呂麻(カケロマ)島生まれ。
奄美諸島で古くから歌い継がれてきたシマウタの唄者。

About

2007年09月28日 19:53に投稿されたエントリーのページです。

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