五反田の沖縄料理店「結ま〜る」にて朝崎郁恵ライブはなんと2年半ぶり。
タナカアツシさん・奈良大介さんのユニット「マブリ」とのシマ唄ライブは、休憩を挟んだ二部制で20曲ほどを唄い、息の合った濃厚なシマ唄たっぷりの一時でした。
まず朝崎がティディンを叩きながら「ムチタボレ」を唄い、その後ろを奈良さん、タナカさん二人が続き、手を招き踊りながら、登場。最初からどっぷり奄美の世界に。そして、通常よく唄われるご挨拶の唄「朝花」よりももっとおめでたい時に唄う「ほこらしゃ」。続いて、「国直(地名)の米姉さんは美人だ〜」という意味を連呼する歌詞から始まるにこやかな曲「国直米姉(くんにょりよねあご)」。
曲によって三味線をギターに持ち替える、「男前、タナカちゃん」(朝崎談)
奄美の太鼓ティディンとアフリカの楽器ジンベを使い分ける、「もうひとり男前、奈良ちゃん」(朝崎談)
「最初は奄美の島唄も知らなかった子達がこんなに唄えるようになって嬉しいです。」と言う朝崎の顔はいつも思いますが、みんなのお母さんのようですね。
続く「ティクテングヮ」はお星様の唄。「空で輝いているお星様はなんて綺麗なんでしょう。私たちも二十歳ごろはキレイかったです。私もそうでした・・・。」と、飾らず普段そのままの朝崎のMCに、ステージとの距離のあまりの近さに緊張気味のお客様からも笑いがこぼれます。そして「諸鈍長浜(しょどんながはま)」「東れ立雲(あがれたちぐも)」「上がる日ぬ春加那(あがるひぬはるかな)」で、前半は終了。
後半はまず皆さんご存知の「十九の春」からスタート。「正月着物(しょうがちぎん)」「いとぅ」と続けた後、朝崎は奄美の楽器の説明もします。
奄美はティディンとこの三味線が大事な楽器のひとつです。「ティディンの皮は何の動物の皮でしょう?」の問いかけに「犬!」「メェ〜!」とお客さん。答えは「馬や牛やヤギ。」ちなみにこれはヤギだそう。そして、奈良さんの「この西アフリカの楽器ジンベもヤギです。不思議と奄美の唄と合うんです」という言葉に、皆さんうなづいてました。
「奄美は歴史が定かでないので、唄の背景に、唄に残してくれているので、この唄は絶対になくしちゃいけないのです」という朝崎に、皆さん唄だけでなく話にもじっと聞き入っておられました。
「奄美の唄は唄がけになっており、会話になっているのでお囃子を挑戦してみませんか?」とお客様も巻き込み、三人で掛け合いをしながら「一切朝花(ちゅっきゃりあさばな)」。つづけて教訓歌、人の人生を歌った唄「はまさき」「千鳥浜(ちじゅりゃはま)」と続きます。
後半はノリの良い曲のメドレー「稲すり(いねすり)〜渡しゃ(わたしゃ)」「豊年(ほうねん)」と続き、「六調(ろくちょう)」を待ちきれず踊りだすお客様も。そして全員総立ちでの「六調〜天草」で最高に盛り上がった後、アンコールの曲は「向こう行って決めようね」とステージに戻ってきてから決まりました。「まだまだ踊り足りないのでは?」という奈良さんの声に、もう一度「渡しゃ」。
そして最後は心の奥底、魂の深いところを唄った唄「おぼくり〜ええうみ」で終了しました。
終了後、「何かここ(胸)に詰まっていたものを流してくれたような、そんな感じでした。ありがとうございました。」と言ってくださった方もおられました。
今日も皆様アリゲティサマリョウタ。またウガミンショロヤ(お会いしましょうね)。
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